第89回日本感染症学会西日本地方会学術集会・第62回日本感染症学会中日本地方会学術集会・第67回日本化学療法学会西日本支部総会

会長挨拶

第89回日本感染症学会西日本地方会学術集会
会長 石田  直
(公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院 呼吸器内科)

 このたび、第89回日本感染症学会西日本地方会学術集会の会長を仰せつかり、大変光栄に存じます。伝統ある学会の運営を務めさせていただくことになり、身の引き締まる思いです。これまで、感染症学会中日本地方会会長矢野邦夫先生、化学療法学会西日本支部会会長岩崎博道先生とともに合同学会の開催準備を進めてきております。会場は、矢野先生のご尽力により、浜松市のアクトシティになりました。テーマは「感染症診療の新時代を創造する!-新たなる不思議の探求」に決めさせていただきました。今学会は、平成が終わり新しい年号になっての最初の地方会学術集会になります。近年、種々の新興および再興感染症の流行、薬剤耐性(AMR)対策アクションプランの決定、新規抗菌薬開発の減少など、感染症に関しては多くの問題が浮上しています。このような状況のもとで、感染症診療の現状、新しい知見、解決すべき課題などについて発表と議論を行い、新しい時代の展望を考えていければと思っています。サブテーマについてですが、先人たちの努力により、感染症診療は格段の進歩を遂げてきました。しかしながら、いまなお、多くの解明されていない点、新たな現象が潜んでいます。このような感染症の“不思議”を探求する興味、喜びを、学会の場で皆様と一緒に分かちあいたいと思います。現在、プログラム委員の先生方とともに鋭意プログラムを作成中ですが、活気ある学会のためには、分野、職種を超えた学会員の方々のご協力が必須です。ぜひ、多くの演題を出していただき、浜松の地を訪れていただきますよう、お願い申し上げます。


第62回日本感染症学会中日本地方会学術集会
会長 矢野 邦夫
(浜松医療センター 感染症内科)

 このたび、第62回日本感染症学会中日本地方会学術集会の会長を拝命いたしました浜松医療センター感染症内科の矢野邦夫です。第89回日本感染症学会西日本地方会学術集会の会長の石田直先生と第67回日本化学療法学会西日本支部総会の会長の岩崎博道先生とともに、2019年11月7日(木曜日)~9日(土曜日)に浜松にて合同地方会を開催することとなりました。会場は浜松駅に隣接しているアクトシティ浜松であり、新幹線で容易に到達できるところにあります。中部国際空港からも高速バスで着くことができます。
感染症の診断や診療は日々進化しています。感染対策もまた大きく変化してきております。このような状況のなか、梅毒患者の増加や風疹の流行など様々な問題が次々と発生しています。現時点では大きな問題となっていない感染症であっても、ジカウイルスのように新しい問題を投げかけてくる病原体もあるかもしれません。感染症の分野ではまだまだ不思議を実感することはあると思います。本学会のサブタイトルに「不思議の探求」とありますが、不思議があるからこそ、多くの研究がなされていると思います。
学会プログラムは素晴らしいものを作り上げたいと思い、名古屋市立大学感染制御室の中村敦先生に委員長をお願いしました。プログラムは委員の先生方とともに鋭意作成中ですが、きっと、合同地方会に参加される先生方には満足していただけるものになると信じております。学会では会員の先生方には是非とも多数の演題を出していただき、それから得られるものを皆様で分かち合えればと思います。浜松の地でお待ちしております。


第67回日本化学療法学会西日本支部総会
会長 岩崎 博道
(福井大学医学部附属病院 感染制御部・感染症膠原病内科)

 このたび、第67回日本化学療法学会西日本支部総会の会長を拝命いたしました福井大学の岩崎博道です。ご指名を頂きました本学会会員の先生方、また日頃より私たちの仕事を支えて頂いている皆様方にこの場をお借りし、御礼を申し上げたく存じます。本支部総会は多くの方々にご参加いただく歴史のある学会でもあり、重大な役割であることを認識し、身と心を引き締めて準備を進めて参ります。なお本学会は、第62回日本感染症学会中日本地方会学術集会会長の矢野邦夫先生と、第89回日本感染症学会西日本地方会学術集会会長の石田直先生とともに、3会長の力を結集した学会として開催させて頂きます。
 本合同学会では「感染症の新時代を創造する!」をメインテーマとしています。長い歴史の中で築き上げられた感染症診療ならびに研究の「面白さ」を、医師、薬剤師、臨床検査技師そして看護師各職種のとくに若い世代の方々にお伝えし、新時代を迎える我が国の感染症学・化学療法学を創造していくためのヒントをお示しできることを目指しています。今後、この領域で共に働く同志を増やしていくためにも、テーマの副題の中にも含まれます、未来の「不思議の探求」、すなわちこの領域に未だ明らかではない興味深い真実の発見や疑問に対する解決を追求したいとも考えています。本会にご参加いただく医療関係者の方々の今後の道標になれば望外の幸せでございます。
 会場は浜松です。福井と同じ中部地区に位置する、気候が温暖で、交通の便の良いところでの開催です。多くの皆様にお会いできますこと、そして多くのことを語らい合えますことを、心より楽しみに致しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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